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2016年6月 ナノ物体の有害性評価手法に関する国際標準化

(2016年6月7日)

ISO/TS 19337、Characteristics of working suspensions of nano-objects for in vitro assays to evaluate inherent nano-object toxicity(ナノ物体固有の毒性を評価するインビトロ試験のためのナノ物体の作業懸濁液の特性)が平成28年3月15日付けで発行されました。

本技術仕様書(TS)は、岩橋均岐阜大学教授をプロジェクトリーダーとして、NEDO研究プロジェクト「ナノ粒子特性評価手法の研究開発」(平成18年度~平成23年度)等の知見を基に、ナノ物体固有の毒性評価を目的とした、インビトロ培養細胞試験に使用する分散液の特性評価に関する世界初の国際標準化文書です。評価項目として、エンドトキシン、分散安定性、金属イオン濃度、培地成分(タンパクとカルシウム)濃度を規定しており、ナノ物体の有害性評価の適正化に寄与するものです。

技術研究組合・単層CNT融合新材料研究開発機構(TASC)は、本TSで規定する評価項目が、ナノ物体であるカーボンナノチューブの有害性評価においても適用することを明らかにし、またナノ炭素材料の自主安全管理の支援として、これらの試験方法を手順書として取りまとめました。

(文責:藤田克英)