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2015年12月 OECDがナノ二酸化チタンの安全性データ集を公表

(2015年12月8日)
OECD工業ナノ材料作業部会(WPMN)は、13種の代表的工業ナノ材料を対象に安全性試験スポンサーシッププログラムを実施し、その成果として、11種の工業ナノ材料について安全性データ集(いわゆるドシエ)を公表することにした。2015年6月9日に金ナノ粒子、酸化セリウム、デンドリマー、ナノクレイ、フラーレン、多層CNT、単層CNT、二酸化ケイ素のドシエを、また、6月15日に銀ナノ粒子のドシエを専用ウェブサイトから公表した。

残る酸化亜鉛と二酸化チタンのドシエの公表が待たれていたが、このたび、専用ウェブサイトではなくOECDの文書サーバーで二酸化チタンのドシエを9月から10月にかけて五月雨式に公開していることが判明したので、紹介する。このドシエは、OECD工業ナノ材料安全性シリーズのNo.54に当たる。

筆者がダウンロードできたのは、ドシエ本体(材料の種類NM100~NM105別の6パートと各パートの附属書)と附属書(欧州プロジェクトNANOGENOTOXの報告書、二酸化チタンに限らない)で合計69ファイル、122MBである。これで全てであるという確証は得られていないが、以下に一覧を示す。

(追記) 2015年12月14日現在、OECD専用ウェブサイトに二酸化チタンのドシエが掲載されており、以下の一覧のファイルに過不足がないことが確認された。

(追記) 2016年2月3日付けの2ファイルが追加公表され、合計72ファイルとなった。2ファイルのうち、ENV/JM/MONO(2015)17/ADD1には、産業技術総合研究所の水野耕平による物理化学特性及び哺乳類毒性試験データ並びに同研究所の堀江祐範らによるin vitro試験データが収録されている。ちなみに、ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/3には、同研究所の篠原直秀らによる静脈注射後の体内動態試験データが収録されている。

◎ドシエ、パート1:NM105(商品名P25)
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/1
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/2
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/3
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/ANN1
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/ANN2
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/ANN3
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/ANN4
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/ANN5
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/ANN6
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/ANN7
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/ANN8
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/ANN9
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/ANN10
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/ANN11
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/ANN12
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/ANN13
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/ANN14
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/ANN15
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/ANN16
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/ANN17
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/ANN18
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/ANN19
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/ANN20
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/ANN21
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/ANN22
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/ANN23
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/ANN24
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART1/ANN25

◎ドシエ、パート2:NM100
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART2
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART2/ANN1
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART2/ANN2

◎ドシエ、パート3:NM101
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART3
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART3/ANN1
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART3/ANN2
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART3/ANN3
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART3/ANN4

◎ドシエ、パート4:NM102
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART4
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART4/ANN1
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART4/ANN2

◎ドシエ、パート5:NM103
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART5
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART5/ANN1
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART5/ANN2
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART5/ANN3

◎ドシエ、パート6:NM104
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART6
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART6/ANN1
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART6/ANN2
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/PART6/ANN3

◎ドシエ追加分(2016年2月3日付け)
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/ADD1
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/ADD1/ANN1

◎附属書(NANOGENOTOXの報告書)
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/ANN1
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/ANN2
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/ANN3
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/ANN4
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/ANN5
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/ANN6
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/ANN7
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/ANN8
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/ANN9
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/ANN10
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/ANN11
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/ANN12
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/ANN13
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/ANN14
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/ANN15
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/ANN16
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/ANN17
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/ANN18
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/ANN19
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/ANN20
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/ANN21
文書番号 ENV/JM/MONO(2015)17/ANN22

なお、ENV/JM/MONO(2015)17/ANN22は、33MBもあるので、PC環境によっては、ダウンロードは容易ではないかもしれない。

2015年11月4-5日に開催されたWPMN第15回会合に、フラーレン、多層CNT、単層CNT、二酸化ケイ素、酸化亜鉛の5材料のドシエの要約書案が提出された。議論の結果、要約書案文中の評価に係る記述を削除した上で、一般公開に向けた手続きを進めることが合意された。これら5材料以外のドシエについても、要約書の作成が期待されている。特に、この巨大な二酸化チタンのドシエについては、要約書なしに全体像を把握するのは不可能である。

(文責:五十嵐卓也)