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2013年12月 米国NIOSHによる「CNT/CNFの職業曝露」の最終版の和訳を公開

米国労働安全衛生研究所(NIOSH)が2013年4月に公表した最新情報広報(CIB)「カーボンナノチューブとカーボンナノファイバーの職業曝露」の最終版の和訳版を作成したのでpdfファイルで公開した。

本文(pdfファイル

図表(pdfファイル

本書において、NIOSHは、CNTおよびCNFへの暴露に関する推奨暴露限度(REL)として1µg/m3(吸入性元素状炭素、8時間の時間加重平均)とし、作業環境をそれ未満に保つことを推奨するとした。この濃度は、NIOSH法5040の定量限界値であり、また動物試験の無毒性量(NOAEL)から導出された生涯労働時間等価の推定値でもある。ベンチマーク用量法を用いた場合には、生涯の労働期間にわたって初期段階(わずかに、または軽度)の肺影響が発症するリスクは、約0.5~16%(上側信頼限界値)と推定された。

2010年12月に公開された草稿(ドラフト)では、亜慢性の動物試験データから、ヒトの生涯労働時間の気中濃度で表したベンチマーク濃度(10%過剰リスクを生じる用量)の95%信頼下限値(BMCL)が0.19~1.9μg/m3と導出されたが、これらの数字がNIOSHの開発した計測手法の定量限界(LOQ)の上限値である7μg/m3を下回ったために、RELを7μg/m3としていた。しかし、その後、サンプリング方法や分析方法の改善を行い、定量限界を1μg/m3まで下げることに成功した。