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2011年10月 米国NNIが「環境、健康、および安全(EHS)研究戦略」の最終版をリリース

2000年に設立された米国国家ナノテクノロジーイニシアティブ(NNI)が10月に「環境、健康、および安全(EHS)研究戦略」の最終版をリリースした(pdf)。動きの速い分野であることから「順応的管理」の考え方と取り入れ、2008年に発表した最初の戦略を改訂したものが今回の2011年版である。2009年から2010年にかけて4回のワークショップが開催され、様々な分野の専門家の意見が取り入れられた。

2011年版はリスク評価と製品ライフサイクル評価という2つの原則に基づいている。コアとなるナノEHS研究カテゴリーは5つに分類されている。(1)ナノマテリアル計測のインフラ、(2)ヒト曝露評価、(3)ヒト健康、(4)環境、(5)リスク評価とリスク管理手法、2011年版ではこれらに加えて(6)インフォーマティクスとモデリング、そしてナノテクノロジーの倫理的法的社会的影響(ELSI)が追加された。

本稿では5つのコア研究カテゴリーごとの研究ニーズの詳細について和訳を行った(pdfファイルへのリンク)。日本にはいまだ国としての研究戦略がないため、比較はできないが、個別研究戦略の策定などにも大いに参考になるだろう。